旅・街歩き

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今回の取材まで、正直なところ若狭についてはほとんど何も知りませんでした。
漠然と、魚介類が美味しそうだな、ぐらいしか。
そんなわけで、この地に由緒あるすてきな古寺がたくさんあることを知っておどろきました。「京都の古寺をあらかた回ってしまわれた方はけっこう、こちらにいらっしゃるんですよ」と若狭おばま観光協会の方もおっしゃっています。

こちらは、常高寺。

こちらは、常高寺。
NHK大河ドラマでおなじみの
江のお姉さん、お初が眠るお寺です。
このお寺の山門前には単線の線路(JR小浜線)が
走っていて、その先には石段がありますが、
今は使われていません。
でも近年ちょっとした名所になったのは、
NHK朝の連ドラ「ちりとてちん」
(2007~2008年放送)のロケ地に
なったからだそうです。


そして高浜町にある中山寺。

そして高浜町にある中山寺。
ひなびた山寺なのですが、
なぜこんなに派手な布で
飾られているかというと、
来年(2012年)5月まで、
秘仏が公開されているからです。


馬頭観音坐像は、33年に一度ご開帳されるもので、ちょうど33年前に白洲正子さんが見ていらっしゃいます。

馬頭観音坐像は、33年に一度ご開帳されるもので、
ちょうど33年前に白洲正子さんが見ていらっしゃいます。
ところで観音さまの手首から
天井にかけてつながっている紐が
見えますが、お堂の外にもずっとつながっています。

紐はそのまま鐘つき堂の脇を抜けて、階段の方へ。

紐はそのまま鐘つき堂の脇を抜けて、
階段の方へ。


階段の一番下の山門まで。

階段の一番下の山門まで。

何のためのものかというと、身体の不自由な方やお年寄りが、階段を上ってお堂まで行かなくても、山門でこの紐を握ることで、観音さまと繋がれる、ということだそうです。

何のためのものかというと、
身体の不自由な方やお年寄りが、
階段を上ってお堂まで行かなくても、
山門でこの紐を握ることで、
観音さまと繋がれる、
ということだそうです。
お顔は怖いけれど、
とても親切な観音さまなのです。

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