![創価大学オープンキャンパス|イマイマイズム見聞録[第3回] 今井舞「新潮45」12年5月号 創価大学オープンキャンパス|イマイマイズム見聞録[第3回] 今井舞「新潮45」12年5月号](http://www.shinchosha.co.jp/gruri/image/topvi/imaimai_tit.jpg)

池田文庫ツアー参加後、全集と首っ引き。傍から見たら単なる熱心な信者にしか見えない一日もそろそろ終わり。帰り際、出口に近い工学部校舎の学部展示を覗く。手書きの解説、心理テストにシューティングゲーム。……「世界一の大学」とはとても思えないレベルの展示物。環境共生工学科の企画に至っては「レモン電池」だと。小5の夏休みの自由研究か。
しかし、校内で見かけた人々は皆幸せそうで善人然としていた。笑顔で挨拶する学生。学食のテーブルを拭いてから立つ来客。混みあう講堂の通路では皆譲り合い。私の前に座ってた母親が、中学生くらいの息子に「本当にこの中の人はマナーがいい。世の中全員がこうなれば素敵なのに」と夢見るように語りかけていた。気持ちはわかるが、それはイヤ。
校名入り紙袋を堂々と下げていた人達も、帰りの電車に乗る前にスッとしまう。手慣れたもんだ。家に着いたらまた取り出して、土産話に花を咲かせるんだろう。だが私は困る。他にも校名入りの水のボトルにペンにシールまで貰った。これ、どうやって処分したらいいの。差し上げますんで、欲しい方は編集部まで。
-
-
キューピーマニアには、自衛隊の「回天」に次ぐ、かなりのレア商品か。
-
-
はいはい。