【図2】 「サムソンとライオン」 ヴェズレー サント・マドレーヌ修道院聖堂 柱頭 12世紀
同じブルゴーニュ地方ヴェズレーのサント・マドレーヌ修道院聖堂【図2】のサムソンは、マントをひるがえして颯爽と獅子にまたがる二枚目。ライオンの口を横に開いてむりやり「いー、だ」をさせているみたい。ライオンに襲われる羊さえ、啞然としているようです。
【図3】 「サムソンとライオン」 オータン サン・ラザロ修道院聖堂 柱頭 12世紀
もうひとつ、ブルゴーニュ地方オータンのサン・ラザロ修道院聖堂【図3】では、サムソンがにたりとしつつ、歯医者さんのようにライオンの口を覗きこんでいます。