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「脳波」で操作するオモチャ「ヘリ」|「週刊新潮」3月7日号
 念力でモノを動かすなど眉唾だが、脳波で操作する玩具のヘリコプター『オービット』を開発したのは米国のパズルボックス社。昨年12月に米国内でネット販売を開始し、今年1月には世界向けにも発売した。価格は189ドル(約1万8000円)。家電の見本市や展示会で紹介されている。

「このラジコンヘリを飛ばすのに必要なのは、脳の力だけだ」

 パズルボックス社は動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップされた映像などでこう宣伝しているが、仕組みを簡単に説明すると、頭部に装着したヘッドセットで脳波を集め、ピラミッド型の端末に送信。脳波信号をソフトウエアによって操作命令に変換し、ヘリを起動させるという。

 むろんヘリには、ローターを回転させる電源用バッテリーが装着されている。

 ユーザーが神経を集中させないと必要な脳波を集められず、ヘリも飛ばせないそうだが、特定の脳波が継続的に出ているのをヘッドセットが検出すると、ヘリを飛ばしてホバリングさせたり、飛び回らせたりすることなども可能だそうだ。

 2010年に玩具メーカーのセガトイズが、脳波でボールを浮かす玩具『マインドフレックス』を国内発売。本家の米国では大ヒットした玩具だそうだが、日本ではイマイチだったとか。

 玩具の専門誌『月刊トイジャーナル』によれば、

「脳波で操作する玩具は、センセーショナルで、SF的なイメージがありますが、もともとは教育用に開発されたものです」

 パズルボックス社は、『オービット』のハードウエアの設計図とソフトウエアのソースコードをインターネット上で公開。心得のある人には、このヘリを自作できるようにしている。

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