旅・街歩き

  • [写真]三谷浩(みたに・ひろし)[コーディネーター]中村水帆子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
[リボン]エスプリのあるリボンはこちらです|夢があふれるパリの専門店



 大切なひとへ贈り物をするとき、フランスでは自分でラッピングしたものを差し上げるのが、一番礼儀正しいと言われているそうだ。たとえ高級ブランド品のプレゼントでも、その店の包装紙よりも相手のためにわざわざ選んだ紙とリボン、メッセージカードのほうが、数倍価値がある。きっと贈り物に込めた思いがより伝わるからなのだろう。
 1880年に創業したここは、もともと帽子の素材を売る店だった。その名残りとともに、店は圧倒されるほどの数のリボンでぎっしりと埋めつくされている。
「数えたことはないし、さぁ何種類かな」とご主人のモランさん。1900年代のアンティークリボンもある。ここまでしっかりと目が詰まったシルクサテンは、現代ではもう手に入らないそうだ。淡い配色の刺繍のリボンは30年代の粋なデザイン。これらはラッピングにというよりはクチュール用として買い求められる。さて、自分にはどんな使い道が? 想像はどんどん膨らんでいく。








● 3 et 4, rue de Choiseul 75002
● TEL:01-42-96-98-30
● 営:10:00~18:00
● 休:土、日、祝
● カード:MASTER、VISA


●1ユーロ(€)=約98円(2012年1月現在)●電話:日本からは010(国際電話識別番号)のあとに33(フランスの国番号)をつけ、市外局番のはじめの0をとった番号にかけます。01 23 45 67 89ならば、010 33 1 23 45 67 89となります。●掲載されたショップの営業時間や料金、定休日などは変更になる場合があります。
  • RSSフィード
  • メールマガジン登録
  • 「自由」を思い続けた父子――【書評】平山周吉/『山靴の画文ヤ辻まことのこと』駒村吉重|「新潮45」2013年4月号

    話題

    「自由」を思い続けた父子――【書評】平山周吉/『山靴の画文ヤ...

  • ドン!ドン!ドン!の棚ウォッチ――[文]つのだたかし[リュート奏者]

    「芸術新潮」

    ドン!ドン!ドン!の棚ウォッチ――[文]つのだたかし[リュー...

  • 43歳初Vに女房泣く「塚田好宣」転変20年|「週刊新潮」5月2・9日号

    話題

    43歳初Vに女房泣く「塚田好宣」転変20年|「週刊新潮」5月...

  • 三重県・椿大神社|ゴリヤクゴリヤク!~編集部員Sが行く、幸せになる神社めぐり~

    旅・街歩き

    三重県・椿大神社|ゴリヤクゴリヤク!~編集部員Sが行く、幸せ...

  • 意識を作り出すのは皮膚?――【書評】鈴木裕也/『皮膚感覚と人間のこころ』傳田光洋|「新潮45」2013年3月号

    話題

    意識を作り出すのは皮膚?――【書評】鈴木裕也/『皮膚感覚と人...

  • 好機に与り「貴婦人と一角獣」の楽しみ方|「週刊新潮」4月25日号

    話題

    好機に与り「貴婦人と一角獣」の楽しみ方|「週刊新潮」4月25...

Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。