梅雨の季節。雨に映えるお花が見頃です。
こちらはJR原宿(東京)そばにある明治神宮の菖蒲(しょうぶ)園。雨には、紫色や白色の花がよく似合います。雨上がりのひと時、そんなお花に癒されに行ってみませんか。
明治神宮は、明治天皇を祀るお社で、大正時代に“永遠の杜”を目指して造営されました。当時、この辺りは皇室の所有地のほかは荒地のような畑ばかりだったそうですが、この杜を作るために、全国から10万本もの植樹する木が集まったのだとか。そして多くの青年団の勤労奉仕によって植林され、この「代々木の杜」が誕生しました。
菖蒲園は、江戸初期からの武家の下屋敷で、明治期に皇室の所有地になったお庭です。明治帝も、散策されたとか。
菖蒲園には、鳥居をくぐり、参道を歩いてすぐの東門から入ります。
実はこの奥には、今注目のパワースポット「清正井」もあります。どんなに多くの人が訪れていても、こうした小径のお掃除は行き届いていて、清清しい気持ちにさせてくれます。
菖蒲の向こうには四阿もみえます。小径からのぞき見る花園も、雅で、そこはとかない風情もあります。
見事ですね。バラのような派手さはありませんが、なぜか心が落ち着く彩りです。花菖蒲(しょうぶ)もアヤメ科。言葉が優しい響きなので総じてアヤメと呼ぶ花園もあります。