2月の節分の頃に迎える“旧正月”。中国では春節といって(毎年暦によって微妙に日程が動きますが)、お正月です。世界各地の中国人街でお正月が祝われます。もちろん日本でも。
江戸時代中期、日本でもっとも早く中国人街(唐人町)のできた長崎でも春節にあわせた、「長崎ランタンフェスティバル」が、今年も開催中です。街並みを提灯(ランタン)の灯りを追いかけながら“さるいて(散策して)”みませんか?
江戸時代中期、日本でもっとも早く中国人街(唐人町)のできた長崎でも春節にあわせた、「長崎ランタンフェスティバル」が、今年も開催中です。街並みを提灯(ランタン)の灯りを追いかけながら“さるいて(散策して)”みませんか?
こちらは、旧唐人屋敷街のお寺のランタン飾り。境内から胡弓の音が流れてきます。その音に誘われてお参りを。こちらはあまり派手ではないのですが、新年の初詣の感があって、心浮き立つものがあります。
ピンクのランタンの灯りに導かれながらのんびり“さるく”のも、長崎らしくて、いい風情です。ひょうたん型のランタンが、なんともかわいいですね。
-
<
こちらは中華街。やはり賑やかです。店という店がおいしそうなお菓子を売っています。写真上は中華蒸しパン。そぞろ歩きで少し冷えたカラダには、うれしい熱々です。ほかにも地元ならではの味、“じゃがちゃん(ジャガイモの丸ごとフライ)”や“ハトシロール(食パンに海老のすり身を挟んで巻いてフライ)”にも目移り♪
こちらはメイン会場の湊公園。やはり、一番賑やかに盛り上がっています。今年の干支(えと)の大きなウサギが飾られています。ちょうど三日月が右にみえています。月にウサギ、いい組み合わせです。
まるで広東オペラのようなステージではコンサートが。中国語で歌う高く澄んだ歌声が夜空にとけこんで異国情緒たっぷりです。会場の両脇や入口には、こんなにも福福した飾りが飾られていて(左写真)、もう一度お正月ができたようで、少し得した気分です。