東建多度CC名古屋で開催された男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」(優勝賞金2600万円)で、43歳の塚田好宣がツアー初優勝を果たした。
首位に1打差の2位で最終日最終組スタートした塚田は、ライバルが強風に苦しみスコアを崩す中、69で回り、最後は2位に4打差をつけて悠々のウイニングパット。苦節20年のわりに試合内容はあっさりしたものだった。
塚田は、東海大中退後、アメリカ陸軍士官学校に入学した変り種。銃の磨き方や分解の仕方を教わる傍ら、空いている時間にゴルフの練習をしていたという。その後、アメリカの大学に入学するも、ほどなく中退してオーストラリアに渡り、プロゴルファーに転向した。
1999年に日本のプロテストに合格してからも紆余曲折は続く。シード落ちと復活の繰り返しで、アジアンツアーにも足を伸ばす。だが日本でもアジアでもVは遠い。昨年7月の「サン・クロレラクラシック」では激しいV争いを繰り広げたが、B・ジョーンズに競り負けて2位に終わった。
「予選会を行ったり来たりで、心休まる時がなかった」
とは優勝会見での塚田。
「でもそういう経験が生きている。今日も予選会のときの天候に似ているなと思ってプレーしていました。そういえば、士官学校があった土地も風が強かった」
43歳といえば、昨年賞金王に輝いた藤田寛之や、先のマスターズで準Vになったカブレラと同い年だ。
「まだ枯れる年じゃない。60歳くらいまでシードを獲り続けたい」
と意気込む塚田は、妻・陽子さん(38)と98年に結婚。
「子供はいなくて、犬が4匹。(優勝報告は)電話でさっきちょっとだけ。半分泣いていたので(何と言っているか)わからなかった。苦労かけました」
新たな“中年の星”誕生。
首位に1打差の2位で最終日最終組スタートした塚田は、ライバルが強風に苦しみスコアを崩す中、69で回り、最後は2位に4打差をつけて悠々のウイニングパット。苦節20年のわりに試合内容はあっさりしたものだった。
塚田は、東海大中退後、アメリカ陸軍士官学校に入学した変り種。銃の磨き方や分解の仕方を教わる傍ら、空いている時間にゴルフの練習をしていたという。その後、アメリカの大学に入学するも、ほどなく中退してオーストラリアに渡り、プロゴルファーに転向した。
1999年に日本のプロテストに合格してからも紆余曲折は続く。シード落ちと復活の繰り返しで、アジアンツアーにも足を伸ばす。だが日本でもアジアでもVは遠い。昨年7月の「サン・クロレラクラシック」では激しいV争いを繰り広げたが、B・ジョーンズに競り負けて2位に終わった。
「予選会を行ったり来たりで、心休まる時がなかった」
とは優勝会見での塚田。
「でもそういう経験が生きている。今日も予選会のときの天候に似ているなと思ってプレーしていました。そういえば、士官学校があった土地も風が強かった」
43歳といえば、昨年賞金王に輝いた藤田寛之や、先のマスターズで準Vになったカブレラと同い年だ。
「まだ枯れる年じゃない。60歳くらいまでシードを獲り続けたい」
と意気込む塚田は、妻・陽子さん(38)と98年に結婚。
「子供はいなくて、犬が4匹。(優勝報告は)電話でさっきちょっとだけ。半分泣いていたので(何と言っているか)わからなかった。苦労かけました」
新たな“中年の星”誕生。