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“僕を乗せて!”ドバイに「超高級」パトカー|「週刊新潮」4月25日号
 日本で最も高い建造物は、東京スカイツリーの634メートルだが、世界で最も高い「ブルジュ・ハリーファ」には約200メートルも負ける。

 その桁外れな世界最高のビルがあるアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、最新パトカーが〈よろしく〉と、された。ドバイのシンボルカラーである白と緑に彩られ、いかにも高級そうである。

 それもそのはず。イタリアのランボルギーニ社製「アヴェンタドール」の特注で、およそ40万ドル(約3920万円)相当と見られている。見かけだけでなく、最高速度は約350キロに達し、わずか2・9秒で時速100キロまで加速する実力も誇る。〈僕を逮捕して乗せて欲しい!〉といった投稿も相次いだが、観光地を巡回して観光客の眼を楽しませるのが主な使命らしい。しかし、導入した背景には、別の事情も関係していたのかも。

「ドバイの高速道路は本来、制限速度は120キロに抑えられているのですが、スポーツカーの競走の場となっています。何せ、スピード違反で捕まるドライバーの15%が、時速200キロ以上です。警察はちょうど今、取り締まりを強めていて、罰金の増額、禁固刑も検討しています」(特派員)

 しかし、とても評判が悪いのだ。地元紙の取材に対し、こう開き直る市民も。

「速度を守って走るのは逆に危険です。大体、簡単に時速200キロを出せるようになっている車は、なぜ罪に問われないのか」

“最高時速350キロ”は、こんな輩を取り締まるためにあるはずだ。
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