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国務長官を退いた「ヒラリー」の“仰天”講演料|「週刊新潮」3月7日号
 弁護士、ファーストレディー、国務長官――。米国のヒラリー・クリントン氏(65)は、あらゆる栄誉を手に入れてきた。そして次なる標的は、時給10万ドル(約940万円)の職だというのだが……。

 2月1日、4年間務めた国務長官を辞したヒラリー氏。2008年の民主党候補者選びで、かつてない接戦を繰り広げたオバマ大統領からは「自制心とスタミナ、思慮深さ」を称えられ、最近の各種世論調査でも60%近い支持率を誇るだけに、16年の大統領選出馬への期待は根強い。が、本人は、

「大統領選挙に再出馬する意向は全くない。本当にない」

 と、否定し続け、むしろ2作目となる伝記の執筆や大学教授職に関心を示す。

 しかし彼女は、国務長官として、l12カ国を訪問し、延べ約400日を機内で過ごしたツワモノ。そのお言葉を学生だけに聞かせるのでは、もったいない。

 そこで退任間もなく、米国最大手の講演斡旋企業「ハリー・ウォーカー社」との契約を結んだことに、誰もが納得したのだ。

「今回、ヒラリー氏に提示されたのは、時給10万ドルと報じられています。2時間話すだけで、国務長官の年収18万6600ドル(約1754万円)を超えてしまう計算です」(特派員)

 ハ社の稼ぎ頭は、夫のビル・クリントン氏(66)だ。

「ビル氏は、大統領を辞めてからの12年間で、有償の講演回数は471回、合計で8900万ドル(約83億6600万円)を稼ぎました。しかし、ヒラリー氏なら夫に負けないはずです」(同)

 これでは、4時間で稼げてしまう年収40万ドル(約3760万円)の大統領職なんて魅力はなくなりそうだ。

「昨年、ウィルス性胃腸炎で重度の脱水症状となり、転んだはずみで脳震盪を起こし、その際に出来た脳血栓を取り除く治療を受けています。16年の大統領選挙で当選したら、任期終了時には72歳。選挙戦では健康面が間違いなくネックとなるでしょう」(同)

 とはいえ、講演でなら健康ネタは大人気だろう。
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