1月27日、世界陸上モスクワ大会の代表5人枠を争う選考会の一つ、大阪国際女子マラソンが開催された。
本命は福士加代子(30)。トラック種目で過去3度の五輪に出場している彼女だが、マラソンではいま一つ。
初マラソンだった08年の大阪では、30キロまで独走だったのに急失速して19位と惨敗。ロンドン五輪代表選考を兼ねた昨年の大阪でも、30キロ過ぎで失速し9位に終わっている。
そして今回。“二度あることは三度ある”か“三度目の正直”か。
結論を言うと、その両方だった。福士は独走態勢から外国人選手に逆転負け。但し41キロまでトップで、日本人最上位の2位に入った。
「2時間24分21秒で“即内定ライン”に22秒及びませんでしたが、代表は当確」
とスポーツ紙記者が語る。
「前回は食事を十分に取らずに“ガス欠”したので、今回はおかわりするなど食べまくった。でも優勝にはあと1キロ足りなかった」
もう一杯おかわりしていたら逃げ切れたか。
「いや、食事なんてしなくてもマラソンは走れます」
と語るのは高橋尚子らを育てたご存知、小出義雄氏。
「昨夏、アメリカ合宿中に、彼女が訪ねてきましてね。“どうしたらマラソンを走れますか”と聞かれたので、“世界一を目指すなら、世界一のトレーニングをするしかないよ”と。日本人はすぐに車や自転車を使うでしょ。でも、ケニアさんやエチオピアさんは生まれながらにして走る量が違う」
小出氏によると、30キロまでは持って生まれたバネで走れるが、そこからの残り12キロこそが勝負どころで、距離を積むトレーニングによって筋力を強化しないと持ち堪えられないという。
「優勝した選手は足の付け根から股関節の筋肉の量が日本人の倍あった。“随分走ってるな。後半強いぞ”と一目で判りました」(同)
では、福士の将来性は?
「スピードがある。フォームもいい。今回は途中までバネに頼らない素晴らしい走りで、前回より良くなった。(完成度は)7割。死に物狂いでやれば2時間15~16分で走れますよ」(同)
世界記録は2時間15分25秒。性根据えるか。
本命は福士加代子(30)。トラック種目で過去3度の五輪に出場している彼女だが、マラソンではいま一つ。
初マラソンだった08年の大阪では、30キロまで独走だったのに急失速して19位と惨敗。ロンドン五輪代表選考を兼ねた昨年の大阪でも、30キロ過ぎで失速し9位に終わっている。
そして今回。“二度あることは三度ある”か“三度目の正直”か。
結論を言うと、その両方だった。福士は独走態勢から外国人選手に逆転負け。但し41キロまでトップで、日本人最上位の2位に入った。
「2時間24分21秒で“即内定ライン”に22秒及びませんでしたが、代表は当確」
とスポーツ紙記者が語る。
「前回は食事を十分に取らずに“ガス欠”したので、今回はおかわりするなど食べまくった。でも優勝にはあと1キロ足りなかった」
もう一杯おかわりしていたら逃げ切れたか。
「いや、食事なんてしなくてもマラソンは走れます」
と語るのは高橋尚子らを育てたご存知、小出義雄氏。
「昨夏、アメリカ合宿中に、彼女が訪ねてきましてね。“どうしたらマラソンを走れますか”と聞かれたので、“世界一を目指すなら、世界一のトレーニングをするしかないよ”と。日本人はすぐに車や自転車を使うでしょ。でも、ケニアさんやエチオピアさんは生まれながらにして走る量が違う」
小出氏によると、30キロまでは持って生まれたバネで走れるが、そこからの残り12キロこそが勝負どころで、距離を積むトレーニングによって筋力を強化しないと持ち堪えられないという。
「優勝した選手は足の付け根から股関節の筋肉の量が日本人の倍あった。“随分走ってるな。後半強いぞ”と一目で判りました」(同)
では、福士の将来性は?
「スピードがある。フォームもいい。今回は途中までバネに頼らない素晴らしい走りで、前回より良くなった。(完成度は)7割。死に物狂いでやれば2時間15~16分で走れますよ」(同)
世界記録は2時間15分25秒。性根据えるか。