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嫁姑ドラマで新境地 「相武紗季」の怖いィ魅力|「週刊新潮」2月7日号
 さあさ寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。医療、警察、空港、離婚、昭和の家庭に殺人事件と、何でもござれの冬ドラマ。中でも奥さまにお勧めはこちら、テレビ朝日系木曜21時に放送中の「おトメさん」。トメはネット用語で姑、つまり嫁姑モノにございます。
 主演の姑に黒木瞳(52)、嫁に相武紗季(27)で、脚本は「白い巨塔」や「エンジン」の井上由美子。
 同居を始めた息子の嫁に疑念を抱いた姑が、嫁の正体を暴こうと奮闘する一方、近所で男性の失踪事件が起こり、警察は嫁にも疑いの目を向けていて……という変化球的コミカルサスペンス仕立て。
「硬派も軟派もできる井上さんが、人類普遍の嫁姑問題をどう描くか。姑と悪い嫁の話では終わらず、今後の展開にふた捻りはあるのではと、期待して見ています」(作家の麻生千晶氏)
 そんな井上ブランドで輝くは、嫁の紗季ちゃんだ。
「第2話では姑が嫁のキャバクラ嬢の過去を突き止め、問い質す。するとそれまでニコニコ笑顔だった嫁が突然スッと真顔に。そうくるだろうと思って見ていても、ゾクッとしました。あれは怖かったですよ」(同)
 と、ドラマ批評のベテランも太鼓判。芸能ライター・上杉純也氏も、
「彼女は、対ヒロインの個性的な役で活きる。『家政婦のミタ』の不器用な義妹役や、月9『ブザー・ビート』のヒロイン恋敵役、『パーフェクト・リポート』の軽薄な女子アナ役がそう。事務所も、下手にヒロインをやっちゃいけない、ということをようやく学んだのでは」
 思えば、日焼けしたスポーツ系美少女だった彼女が新CM女王の称号を得たのも、もう6年も前のこと。
「当時CMで見て可愛い子だなと思っていたら、一気にドラマに出始めましたが、今まで当たり役には恵まれませんでした。でも今回の、目が笑ってない笑顔で裏があるような役は、彼女の看板の一つになるかも」(麻生氏)
 新装・怖いィ相武紗季ちゃん、いかがですか~。
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