食・暮らし

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41 断酒日記|能登 ごはん便り 赤木明登+赤木智子


 酒を飲むのを止める気は毛頭ないが、とりあえず酒を断つことにした。期間は、一ヶ月間。お友だちの医師に強要された。一年のうち二ヶ月間は、酒を飲まない月を作りなさいと。三日間とか、一週間とかじゃあダメだと。二ヶ月間というのは、ちょっとイヤなので、じゃあとりあえず一ヶ月お試しで、ということにしてまけてもらった。ならば、断酒をするのは二月に決まってる。だって、日数がいちばん少ないもの。

 そもそも身体が丈夫で、いくらでも酒が飲める。日本酒なら一升でも二升でも飲めるが、いまだに二日酔いしたことがない。頭が痛くなったり、気持ちが悪くなったりしたことがない。こんなに飲んでいるのに、血液検査の数値は、いつも正常値のど真ん中。でも、お腹がぽっこり出ているのは気になるな。飲んで、人にからんだり、暴れたりすることもない。過ぎると、眠くなって寝てしまうだけ。

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