旅・街歩き

  • [写真]佐藤慎吾[コーディネート]ジャパン チロル コーディネーション[取材協力]オーストリア政府観光局
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チロルの郷土料理は、たっぷり、こっくり、大満足|ヨーロッパに、行きつけの町をつくろう


 ハム、ソーセージ、ベーコン。酪農の盛んなチロルでは、これら肉加工食品やチーズがすこぶる美味。これに酸味のあるパンとワインを合わせれば、延々と食べ続けられるのではないかと思うくらい。だから肉とチーズを使った郷土料理もたくさんある。ボリュームはたっぷり、味付けはやや濃いのが特徴だ。スパイスを効かせることが多く、とくにキャラウェイはよく使われるスパイス。この味に慣れてしまうと、ないのが物足りなく感じられるほど。たっぷり、こっくり、スパイシーなチロル料理は、食欲をそそる田舎料理。これにワインを合わせるなら、まずはオーストリアのワインを。白ならブドウの品種はグリューナー・ヴェルトリーナー、赤ならツヴァイゲルト。ワインとともにチロルの味を堪能しよう。




Weisses Rössl
(ヴァイセス・レッスル)

これがチロルの“おふくろの味”。
地元の人々にこよなく愛されている郷土料理レストラン。素朴なおふくろの味を堪能したいなら、まずここへ。名物は豚肉料理のハウス・プファンデル。ガーリックのしっかり効いた、こくのあるソースが絶品だ。デザートには皇帝の好物だったと伝わるパンケーキ、カイザーシュマレンを。ジャムをたっぷりかけて、ぜひ。

●Kiebachgasse 8, 6020 Innsbruck
●TEL:0512-583057
●営:11:30~14:30(LO)、18:00~22:00(LO)
●予約:金・土の夜と人数が多いときはしたほうがよい 
●休:日・祝
●カード可



Romantik Hotel & Restaurant Schwarzer Adler
(ロマンティック・ホテル&レストラン・シュヴァルツァー・アードラー)

味も雰囲気も抜群のレストラン
味がよく、かつオーガニックのレストランとして地元では知られている。メニューには新旧両方の料理が揃うが、スパイスを効かせた力強い味付けは変わらない。チロル風団子クネーデルやチロル風ラビオリなど、典型的な伝統料理を盛り合わせたアードラー・トリスは、昔ながらの作り方にこだわったシェフ自慢の一品。

●Kaiserjägerstraße 2, 6020 Innsbruck
●TEL:0512-587109
●営:12:00~14:00(LO)、18:00~22:30(LO)
●予約:週末は必要
●休:日・祝、月のランチ
●カード可
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