2010年にお台場(東京)で公開されて話題になった、テオ・ヤンセンの「ビーチアニマル」が、大分市美術館(大分県)で公開中です(~2011/9/30)。アートなのか? 工学なのか? この変てこな生き物(?)をただただひと目みてみたい一心で、九州にいってみました!
テオ・ヤンセンさんはオランダ人アーティスト。オランダの海辺の町スフェベニンゲンの出身です。北海に面したスフェベニンゲンの浜辺は風が強く、その長く続く砂浜を、風を食べながら歩くビーチアニマルの映像に魅入られた方も多いのではないでしょうか?
こちらは、そのビーチアニマルの最新作「アニマリス・シアメシス」(5.0×9.0×4.4m)。シアメシスとは、双子の意味。ふたつの身体を持ったことで安定感が増し、より迫力のある歩きに進化しています。風をペットボトルに詰めて動きます。動いている様子は、後半で動画でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
「アニマリス・シアメシス」より前の作品「アニマリス・モデュラリウス」(3.7×12.0×2.0m)。恐竜のような姿をしています。こちらもペットボトルに空気を溜め込んで動きます。
「アニマリス・モデュラリウス」の背びれの辺りに配置されているペットボトル。風を受けてこの中に空気を圧縮して詰め込みます。1時間風を食べて、約3分の動エネルギーになるのだとか(!!)。
こちらは創作ノート。ビーチアニマルの骨組みは、電線を包む安価で軽いプラスチックのチューブでできています。その素材に行き着くまでのテオ・ヤンセンさんの試行錯誤も読み取れるかも?
ビーチアニマルは、コンピューターの画面上を移動する、こんな単純な線(リニアメンタム)から発想され、進化した(としか呼びようのない)アートな生き物(と、ついつい呼んでしまうもの)です。
テオ・ヤンセンさんは20年もの間、プラスチックチューブにこだわってビーチアニマルの進化に携わってきました。この集中力には感服です!!
そうして見つけ出したチューブの長さの黄金比率。これによって動物のような歩行が可能になったのです。
では、その歩行を、簡単な模型で体験してみましょう♪
テオ・ヤンセンさんはオランダ人アーティスト。オランダの海辺の町スフェベニンゲンの出身です。北海に面したスフェベニンゲンの浜辺は風が強く、その長く続く砂浜を、風を食べながら歩くビーチアニマルの映像に魅入られた方も多いのではないでしょうか?
こちらは、そのビーチアニマルの最新作「アニマリス・シアメシス」(5.0×9.0×4.4m)。シアメシスとは、双子の意味。ふたつの身体を持ったことで安定感が増し、より迫力のある歩きに進化しています。風をペットボトルに詰めて動きます。動いている様子は、後半で動画でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
「アニマリス・シアメシス」より前の作品「アニマリス・モデュラリウス」(3.7×12.0×2.0m)。恐竜のような姿をしています。こちらもペットボトルに空気を溜め込んで動きます。
「アニマリス・モデュラリウス」の背びれの辺りに配置されているペットボトル。風を受けてこの中に空気を圧縮して詰め込みます。1時間風を食べて、約3分の動エネルギーになるのだとか(!!)。
こちらは創作ノート。ビーチアニマルの骨組みは、電線を包む安価で軽いプラスチックのチューブでできています。その素材に行き着くまでのテオ・ヤンセンさんの試行錯誤も読み取れるかも?
ビーチアニマルは、コンピューターの画面上を移動する、こんな単純な線(リニアメンタム)から発想され、進化した(としか呼びようのない)アートな生き物(と、ついつい呼んでしまうもの)です。
テオ・ヤンセンさんは20年もの間、プラスチックチューブにこだわってビーチアニマルの進化に携わってきました。この集中力には感服です!!
そうして見つけ出したチューブの長さの黄金比率。これによって動物のような歩行が可能になったのです。
では、その歩行を、簡単な模型で体験してみましょう♪
“黄金比”が、とても美しく機能しているのが分かりますよね。
次は、ビーチアニマルの進化の様子をビデオでどうぞ。テオヤンさんの頭の中が少し理解できた気がしました。まだ歩行できない初期作品には、感動すら覚えます。まるで進化過程の生き物のようです!
〔注:このビデオ撮影は事務局からの許可をいただいて撮影しています。〕