古民家の宿とレストランが話題の島、小値賀島(おぢかじま)。オプショナルでは、今回紹介するほぼ無人状態の島・野崎島もぜひ訪れてみたいところ。小値賀島からは町営船が往復しています。
野崎島の山の上に建つ「旧野首天主堂」。無人化して一時期荒廃したけれど、小値賀町の人々の手によって蘇った教会。この小さな島にも隠れキリシタンの歴史が刻まれています。信者さんが年に一度は礼拝に訪れているとか。
「旧野首天主堂」の堂内。歴史の荒波もあったけれど、今では堂内を吹きぬける風が街から来た人々の心を揺さぶり、そして受け止めてくれそうな、あたたかな雰囲気がただよっています。この出会いも「旅」の醍醐味。
野崎島の主、鹿。この島は、いまや彼らの楽園なのです。
野崎島の山の上に建つ「旧野首天主堂」。無人化して一時期荒廃したけれど、小値賀町の人々の手によって蘇った教会。この小さな島にも隠れキリシタンの歴史が刻まれています。信者さんが年に一度は礼拝に訪れているとか。
「旧野首天主堂」の堂内。歴史の荒波もあったけれど、今では堂内を吹きぬける風が街から来た人々の心を揺さぶり、そして受け止めてくれそうな、あたたかな雰囲気がただよっています。この出会いも「旅」の醍醐味。
野崎島の主、鹿。この島は、いまや彼らの楽園なのです。
島のツアーガイドさんの案内でトレッキングをはじめます。案内板の上部にある「王位石」というのは、不思議な形の石の鳥居。こちらは1日トレッキング向き。今回は半日トレッキングで島をまわってみます。
ガイドさんは、小値賀島の人らしい飄々とした話しぶり。ときにしんみりした話、ときにホラ話っぽく、ときにホラー話、そして時にラブリーでフェアリーな話に、あっという間のトレッキングです。
ガイドさんいわく、こちらは野崎島のサバンナ。赤い土の上に辛うじて生えた草は鹿のご飯に……。強い海風のために木々も傾いでいます。荒涼としているけれど、なにかスッキリした風景に、思わず感嘆の声が!
ガイドさんいわく、ゴジラのしっぽ。こちらは納得! ダイナミックな景観に感動。
美しく積み上げられた石垣田も、鹿(矢印)が草を食べつくし駆け回るので崩れて……。この壮絶な自然回帰の風景! 5月頃には小鹿の誕生がみられるとか。その話をするガイドさんの顔は、なんともうれしそうでした。