●日月潭名物は、フルーツヒュージョン料理?!?
日月潭周辺には、ほかの地域ではあまり見られない独特の食べ物が色々あります。
ここでぜひおすすめしたいのが、「フルーツ料理」!!
例えばこれは、“釈迦頭”という果物と、
干し椎茸を組み合わせた一皿。
干し椎茸はこの地域の名産品。
とっても肉厚。
味つけは、ピーナツソースのサテー味。
日月潭の伝統料理でもなんでもなく、湖畔のあるレストランのオーナー夫人が創意工夫を凝らして生み出したものなのですが、これが、ウマイ! だまされたと思って、ぜひいちど食べてほしいものです。
バナナと桃を足して2で割ったような食感。
甘くて、まったりしている。
ふしぎなことに、椎茸とよく合う。
他には、あひるの卵とゴーヤの炒め物に
ローズアップル(写真)をあわせたものや、
マクワウリと豚肉の炒め物など。
ぱっと見はぎょっとさせられる組み合わせながら、
すべて、美味。
このフルーツコースが食べられるのは、
誌面でも紹介した「」というレストランです。
庭のテーブルが、これからの季節は気持ちよさそう。
ちなみに誌面で紹介した日月潭の伝統料理は、こちらの2つ。
刺葱……ハーブの一種。シソと山椒を足したような風味。卵焼きに入れたり、炒め物に混ぜたりする。
総統魚……腰曲魚ともよばれる淡水魚。蒋介石総統がこの魚をいたく気に入ったことからこう呼ばれている。
そのほかにも、奇力魚やシイタケチップスなどが名物です。レストランや土産店に行けば、日本にはないめずらしい食物がたくさん。
●紅茶園にお邪魔しました。
日月潭は、台湾紅茶の一大産地でもあります。生産がはじまったのは、20世紀初頭。品種改良が行われ、台湾独自の香りをもつ紅茶が幾種も生まれています。
中でも人気なのが、台湾18号、紅玉。
シナモンとミントの香りがする、といわれています。
柔らかな丸さと清涼感が合わさった、すっきりした香り。
渋さもしっかりあって、飲み応えがあります。
お邪魔したのは、「」という紅茶園。
製茶工場の横にティーサロンがあって、テイスティングをさせてもらえます。
4種類の紅茶を味わわせていただきましたが、みごとにすべて味が違う。
ティーサロンの隠れた人気メニューがこの「アイスレモンティー」。
皮ごとの台湾レモンと、紅茶と氷を、勢い良くミキサーでませるので、エスプレッソみたいになってます。渋みの強い紅茶で淹れるとおいしいみたい。甘さもしっかり効いていて、暑い日の喉と体に気持ちいい。
※日月潭からは車で20分ほどのところにあります。バス停まで迎えにきてもらう必要があるので、訪問の際は観光案内所に相談しましょう!