旅・街歩き

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都心から1時間ほどで行ける埼玉県の行田(ぎょうだ)。ここには、県名の由来となっている東日本最大の「埼玉(さきたま)古墳」群があるのをご存知ですか? そして古代のロマンを感じさせてくれるものが、もうひとつ。

美しい古代蓮(ハス)の群生地があるのです。
1400~3000年前の美しい古代蓮(ハス)の群生地があるのです。

この「古代蓮」は、ある偶然で古代からの眠りから目覚めました。

この「古代蓮」は、ある偶然で古代からの眠りから目覚めました。市の造成工事で、地中深く眠っていた古代の蓮の実が掘り起こされ、現代に蘇ったというものです。しかも自力で、自然発芽し、一斉に開花。なんとも時を超えた素晴らしい生命力です。
古代の人々も、この美しい花をみていたのですね……。



●花の一生

柔らかな緑色の大きな葉の間からすっくと伸びるつぼみ。まわりはまだ緑がかってます。

柔らかな緑色の大きな葉の間からすっくと伸びるつぼみ。まわりはまだ緑がかってます。


開きはじめは、濃いピンク。

開きはじめは、濃いピンク。中の黄色とのコラボレーションが、可憐な美しさ。開花時間は早朝から午前中です。


花も盛りの美しさ! 色もますます艶やかです。開花時間は早朝から午前中です。

花も盛りの美しさ! 色もますます艶やかです。開花時間は早朝から午前中です。


色も薄れていくのですね……。めいっぱい花びらをひろげて、神々しく光っているよう。

色も薄れていくのですね……。めいっぱい花びらをひろげて、神々しく光っているよう。


そして、たくましい実が残ります。

そして、たくましい実が残ります。



なぜか絵になる蓮の花と葉。
なぜか絵になる蓮の花と葉。


なんだかポエティックな花です。
なんだかポエティックな花です。

糸とんぼも飛び交っていました。

糸とんぼも飛び交っていました。
古代人もこの風景の中にいたんですね、きっと。ちょっとロマンの一端に触れられたかのような。



この群生地のある「古代蓮の里」では、ほかの蓮も多く見られます。たとえば――




見頃は8月上旬まで。

次回は、足袋の工場のことなど、ご紹介します。

行田は、足袋(たび)で栄えた町。次回は、足袋の工場のことなど、ご紹介します。写真は、オーダーできる半足袋。出来あがったものもご紹介できると思います。お楽しみに♪

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