フランスの西ブルターニュ半島は、「ゲランドの塩」といった世界的にも名高い塩や、バターの生産地です。今回の「パリのケーク・サレ」特集(2011年1月号)の取材に塩とバターは大事なアイテムとあって、ブルターニュ地方の港町サン・マロにある、パリでも評判のバター専門店「ラ・メゾン・デュ・ブール」へ。前回もご紹介した、パリのレストラン「シェ・ミッシェル」のシェフ、ブルトンさんとご一緒の旅です。
「ラ・メゾン・デュ・ブール」のバターの造り手、ボルディエさんが木の道具を使って目の前でつくってくれたバターのタワー。バターはずっと昔から薬やコスメとして使われていたとか。だからこそ、「奇をてらったことよりも、余計なものをなくすということを心がけたいです」とのこと。
では、ボルディエさんの職人技を動画でどうぞ! 一緒に写っているのは、ブルトンさんです。
(by KENJI SUGANO)
「ラ・メゾン・デュ・ブール」の裏は小さなバター博物館になっています。覗いてみてはいかがでしょう。
◆ラ・メゾン・デュ・ブール
TEL:02-99-40-88-79
営:9:00~12:30、15:30~20:00
休:日の午後、9~6月の月
さて、おつぎはサン・マロからさらに車を30分ほど走らせブレランという村の、乳牛を育てながらバターを造っている農家さんへ。バターになる前には、こんな牛くんたちからのミルクなわけですね。ちなみに、こちらのバターは、ブルターニュの取扱店でしか買えないフランス版の地産地消食品。詳しくは本誌(P.057)をご覧ください。
(by KENJI SUGANO)
(by こぐま)