宮島(広島県)の厳島神社が世界遺産に登録されていることは、あまりにも有名ですが、厳島神社の背後にある弥山(みせん)を代表とする原始林もまた、宮島の世界遺産に含まれているのをご存知ですか?
今回は、満ち潮時の厳島神社の姿と、聖なる山として知られる弥山をご紹介します。
今回は、満ち潮時の厳島神社の姿と、聖なる山として知られる弥山をご紹介します。
弥山からの下山途中の休憩所で一瞬、垣間見える厳島神社の鳥居。この風景が見られるのはここだけ。今回は満潮に近い満ち潮時でしたが、干潮時には大きな船が見えている辺りまで潮が引いている様子が見られることも。
弥山には、厳島神社の裏手の山道を登った紅葉谷公園の先からロープーウェイに乗って上ります。健脚の方は片道切符を。それなりの方は往復切符を!
ロープウェイ乗り場もすでに原始林です。約10分。両脇はこんな風景が広がっています。ほんとうに山の中!
2台目のロープーウェイに乗りかえて、こんな気持ちのいい瀬戸内の風景を望みながら向かいます。
さて、ここからが片道切符なのか、往復切符なのかの分かれ道です。ロープウェイを降りて、「弥山本堂」までは、健脚で20~30分。アップダウンのしっかりあるルートです。その先の弥山の頂上までとなると、プラス約20分の上りを覚悟しておきましょう。
弥山本堂にやっとたどりついた(!)と思ったら、この後約300m。お坊様に「たったの300mですよ」と囁かれ、頑張って登ってみることに。ここまで来たのなら、山頂に行かない手はありません。山頂に進めば進むほど、巨石群に出くわします。というか、山の頂はこうしたごろごろした巨石が重なり合ってできているのでした。とても不思議な光景です。年代物の石碑に挨拶しながら先に進みます。