東京の郊外、埼玉県の日高市。巾着型の土地に曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の群生地がひろがっています。噂には聞いていましたが、もう、この世のものとは思われないような景色に圧倒されました。
川の水が透き通るような高麗川(こまがわ)。その蛇行によって長い年月の間に出来上がった“巾着田”。なんとも不思議なのですが、この形に添って、真っ赤な花たちは群生しているのです。
見てください、この深紅の絨毯! 田んぼの畦道でよく見かける曼珠沙華ですが、こんなにも密集しているのを見るのは、はじめてです。
曼珠沙華の球根が高麗川の氾濫などで、グググッとこの巾着型の端まで流され集まって今のような状態になったのでは、といわれています。自然は時として、思いがけないプレゼントをしてくれるものですね。
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ときたま、こんな白い曼珠沙華(左)を見かけます。曼珠沙華より手前にはコスモス畑も。でも、曼珠沙華の群生を見てしまうと、可憐なコスモスが霞んで見えるのは、致し方なく。。。
進路の奥にある「あいあい橋」。ちょっと珍しい作りです。向こう側にはひねりが入っていて、とても美しい橋です。右はリードでお散歩中の猫ちゃん。犬たちに混じっても、ご機嫌で散歩をしていました。