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「開かずの踏切」解消したが 下北沢駅「深夜の運動会」|「週刊新潮」4月4日号
 シモキタあらためシモチカ? 小田急線の下北沢駅(東京・世田谷区)が3月23日の始発から地下化された。

 それに伴い、近隣の“開かずの踏切”9カ所がなくなった。下北沢商店連合会の久保田英文会長は、

「踏切の解消は30年以上にわたる悲願でした。年ごとに“開かず”の時間が長くなってきましたからね」

 と、喜ぶ。地元住民も、

「警報音や電車の音がなくなり、静かになりました」

 反対に、シモチカのほうは騒々しくなっていた。

 下北沢駅は京王・井の頭線との連絡駅。地上1階の小田急線ホームから同2階の井の頭線ホームヘは、急げば1分もかからない距離で、乗り換えて渋谷や吉祥寺を目指す人々が多かった。

 が、下北沢駅の新しい小田急線ホームは地下3階。乗り換えに5分ほどかかるようになってしまったのだ。「いや、こんなに深いとは思いませんでした」

 と、サラリーマン氏。

「上りのエスカレーターに乗って降りたら、まだ地下2階。さらに長いエスカレーターに乗り継いで、地上1階に出て、歩いて井の頭線へ通じる階段へ。ざっと300メートルはある感じです」

 終電ともなると、

「24日の日曜日に、渋谷から相模大野に帰ったのですが、下北沢O時31分着で、小田急の相模大野行き最終が0時35分発。これまでは楽に間に合ったのに、いや、走りましたよ」

 深夜の運動会!? これが連日繰り広げられている。

 加えて新しいホームは狭苦しい。なのに、ホームドアの設置もなし。

「車両の扉の位置がまちまちで、ホームドアの設置は難しい。終電に関しては、京王さんと連係して、間に合うようにご案内を行なっていきます」(小田急)

 実は下北沢駅、これで完成ではない。地下2階にもう1本トンネルを通し、複々線化するのだ。ホームも2層構造になり、地下3階が急行用、同2階が各停用に。完成すれば、ホームの混雑は緩和され、各停利用者は乗り換え時間も多少は短くなる。でもそれは、早くて4年後のことだという。

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