ソメイヨシノです。3月16日、東京、観測史上最速タイの開花宣言です。こうなると人出もゾロゾロ。3月25日頃が満開との予想ですから、23、24日あたり、東京・上野公園は花見客で大混雑でしょうね。シートを敷き、花を愛でつつ杯を傾ける。飲み過ぎて高歌放吟しちゃうのも、ご愛嬌。
ところが、新宿御苑はそうはいきません。苑内へのアルコール持込み、飲酒は禁止。2011年のお花見シーズンからは、入苑前の手荷物チェックを行う、というほど厳重なのです。
「花見にお酒はつきものなんだけどなあ」
と言うのは、定年退職して数年経つ、とある男性氏。ここ10年ほど、花見シーズンには必ず友人たちと御苑を散策しています。
昨年、男性氏は考えました。ミネラルウォーターのペットボトルに日本酒を入れれば持ち込めるんじゃないか、と。酒の代わりに番茶、卵焼きの代わりにタクアンを持参した、落語『長屋の花見』の逆ですね。
首尾よく入苑した男性氏ご一行、満開の桜の下で車座になります。バッグから紙コップを出し、ちびちびと。
「遠くからこっちをうかがっている人がいるんです。そのうちニコニコしながら近づいてきて『楽しそうですね! でもここはお酒ダメなんですよ!』。係員にバレていたんですね」(同)
新宿御苑管理事務所に聞きますと、苑内での飲酒禁止は1953年からなのだそうです。もっとも、
「来苑者のマナーに訴え、度を越さない限り容認していました」(管理事務所)
ところが近年、急性アルコール中毒による救急車の出動や、酔っ払い同士の喧嘩などでの警察沙汰が頻発。それでチェックが厳しくなったのでした。残念。
ちなみに、3年ぶりの総理主催「桜を見る会」は、4月20日に新宿御苑で開かれます。楽しむのはソメイヨシノではなく、八重桜。
「乾杯もあるのでお酒も用意しています」(内閣官房)
招待されれば飲めるけど、総理の前では酔えない、か。
ところが、新宿御苑はそうはいきません。苑内へのアルコール持込み、飲酒は禁止。2011年のお花見シーズンからは、入苑前の手荷物チェックを行う、というほど厳重なのです。
「花見にお酒はつきものなんだけどなあ」
と言うのは、定年退職して数年経つ、とある男性氏。ここ10年ほど、花見シーズンには必ず友人たちと御苑を散策しています。
昨年、男性氏は考えました。ミネラルウォーターのペットボトルに日本酒を入れれば持ち込めるんじゃないか、と。酒の代わりに番茶、卵焼きの代わりにタクアンを持参した、落語『長屋の花見』の逆ですね。
首尾よく入苑した男性氏ご一行、満開の桜の下で車座になります。バッグから紙コップを出し、ちびちびと。
「遠くからこっちをうかがっている人がいるんです。そのうちニコニコしながら近づいてきて『楽しそうですね! でもここはお酒ダメなんですよ!』。係員にバレていたんですね」(同)
新宿御苑管理事務所に聞きますと、苑内での飲酒禁止は1953年からなのだそうです。もっとも、
「来苑者のマナーに訴え、度を越さない限り容認していました」(管理事務所)
ところが近年、急性アルコール中毒による救急車の出動や、酔っ払い同士の喧嘩などでの警察沙汰が頻発。それでチェックが厳しくなったのでした。残念。
ちなみに、3年ぶりの総理主催「桜を見る会」は、4月20日に新宿御苑で開かれます。楽しむのはソメイヨシノではなく、八重桜。
「乾杯もあるのでお酒も用意しています」(内閣官房)
招待されれば飲めるけど、総理の前では酔えない、か。