財政難に苦しむギリシャに、“湾岸の王”が救いの手を差し伸べた。
ギリシャとイタリア半島の間、地中海の中央部に位置するイオニア海。そこに浮かぶ6つの美しい島々を、カタール元首であるハマド首長(61)が購入したのだ。
6島の中で最も大きい5平方キロほどのオキシア島を売ったギリシャ系オーストラリア人のオーナーは、
「150年間、私の家族が所有してきたけれど、所有するのも負担で、40年間売りに出していた。ようやく買い手がついて嬉しい」
ロンドン、上海など世界中の不動産を買ってきた“湾岸の王”にとって、6島合計で850万ユーロ(約10億5400万円)という買い物は、とりたてて珍しくもないのだろう。しかし、島を管轄するイサキ市は沸きに沸き、首長に名誉市民の称号を授与するなど、大フィーバーとなっている。
「首長は、他にも島を買いたがっています!」(市長)
4年前の夏、首長が近くに停泊した際に、島々の美しさに魅入られたのが購入の動機だったという。契約が成立するまでの1年半、使用目的について、諸説が飛び交った。
「島々は温暖で、オリーブ果樹園でも知られますから、高級リゾートとして整備するとの見方もありましたが、実際は3人の妻と子どもたち24人が過ごす別荘地となることに。早くも建築家が島に移り住み、設計図を引いているようです」(イタリア在住ライター)
ギリシャの領土内には、6000あまりの島があるといい、地元紙は、
「首長は、24人いる子ども全員に1島ずつ買おうと考えているらしい」
と、希望的観測を書き立てている。貧困国と富裕国との間柄に“領土問題”はなさそうだ。
ギリシャとイタリア半島の間、地中海の中央部に位置するイオニア海。そこに浮かぶ6つの美しい島々を、カタール元首であるハマド首長(61)が購入したのだ。
6島の中で最も大きい5平方キロほどのオキシア島を売ったギリシャ系オーストラリア人のオーナーは、
「150年間、私の家族が所有してきたけれど、所有するのも負担で、40年間売りに出していた。ようやく買い手がついて嬉しい」
ロンドン、上海など世界中の不動産を買ってきた“湾岸の王”にとって、6島合計で850万ユーロ(約10億5400万円)という買い物は、とりたてて珍しくもないのだろう。しかし、島を管轄するイサキ市は沸きに沸き、首長に名誉市民の称号を授与するなど、大フィーバーとなっている。
「首長は、他にも島を買いたがっています!」(市長)
4年前の夏、首長が近くに停泊した際に、島々の美しさに魅入られたのが購入の動機だったという。契約が成立するまでの1年半、使用目的について、諸説が飛び交った。
「島々は温暖で、オリーブ果樹園でも知られますから、高級リゾートとして整備するとの見方もありましたが、実際は3人の妻と子どもたち24人が過ごす別荘地となることに。早くも建築家が島に移り住み、設計図を引いているようです」(イタリア在住ライター)
ギリシャの領土内には、6000あまりの島があるといい、地元紙は、
「首長は、24人いる子ども全員に1島ずつ買おうと考えているらしい」
と、希望的観測を書き立てている。貧困国と富裕国との間柄に“領土問題”はなさそうだ。