矢来町ぐるりとは？

　ソチ五輪のうちの秘密兵器かねぇ、なんて声が当のＮＨＫ局内からも飛ぶ、仰天“人事”なのである。

　仏、独、伊、西のユーロ系「会話」には、これでもかと華やかなタレントを起用するのに、ロシア語にはナシ、地味～な扱いだった。

　そこへあの小林麻耶。この4月から、Ｅテレ『テレビでロシア語』でナビゲーターを務めるのだ。

　ＴＢＳ時代には、年に20本ものバラエティに出演する売れっ娘だった彼女も、09年にフリーに転じてただいま33歳。妹は言わずと知れた海老蔵夫人である。

「フリーでの最初の仕事がＴＢＳ『総力特集！THE NEWS』でしたが、1年で打ち切りに。いまレギュラーはＢＳジャパンに1本あります」（女子アナ評論家）

　お茶を挽く感なきにしもあらず。それにしても、麻耶ファンにこびり付いて離れない“ぶりっ子キャラ”と重たげなロシア語って、なんかおかしくね？

「彼女が文学、バレエ、芝居などロシア文化に親しんでいることを知り、ナビゲーターになっていただくことで、ロシアやロシア語に興味を持つ視聴者を増やしたい、と」（ＮＨＫ広報）

　麻耶嬢は、講師の貝澤哉（はじめ）・早大教授とロシア人ふたりと組むことになる。

「ＮＨＫの外からの人材起用はいまや融通無碍。ロンドン五輪に、フリーの山岸舞彩（まい）を派遣したように、来年2月のソチ五輪に、麻耶を送ることだってある。山岸は日テレに奪われていないしね」（放送記者）

　オーチン、ハラショー！

　麻耶さんの歓声がソチから聞こえてくるのかなぁ。