三月の某日曜に開催された「創価大学オープンキャンパス」。連載三回目にして、早くも本丸感あふれるチョイス。虎穴に入る覚悟で、いざ現地へ。
八王子駅から直行バスで約20分のところにある創価大学。東京ドーム18個分もの敷地を誇る。広っ。ま、何もない田舎のことですから。
開始の10時丁度に到着。生憎の曇天と真冬の寒さの中、お揃いのTシャツ姿の在校生が大勢ハイテンションでお出迎え。だが来客数はまばらで、色んな温度差に耐えきれず、逃げ込むように校舎へ。
もっと「それらしさ」が匂っているかと思いきや、校内は意外とシンプル。フツーの大学と変わりない。「ネタなかったらどうしよう」と不安になりながら、構内の名所を回る「キャンパスバスツアー」に参加。しかし出発3秒で、それが杞憂だとわかった。ガイド役の女子大生が「ようこそ、創立者・池田大作先生の理念が詰まったソウダイへ!」と挨拶したのである。同志が集う現場にふさわしい開口一番でひと安心。そしてさっそく聞き捨てならないフレーズが。何だ「ソウダイ」って。「ソウダイ」とは、一般社会では早稲田大学のことを指すが、こっちの世界では違うらしい。こっちで「ソウダイ」といえばそれはもう。そんなソウダイの真ん中に今私はいるのだ。とことんエンジョイさせて頂くことにする。